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産婦人科は出産をするだけの場所ではなく、出産まで何度も通うことになる場所です。さらに、出産を控えた方だけではなく、治療のための通院をしている方もいます。そのような方が足を運ぶことになる産婦人科は、できる限り安らげる空間を提供することが大切といえるでしょう。
このページでは、産婦人科や助産院における店舗デザインのヒントをご紹介します。
産婦人科や助産院については、診察に訪れた方がゆったりと過ごせる空間づくりが重要といえるでしょう。スペースとの兼ね合いとはなるものの、できるかぎりゆとりが感じられる空間を意識してデザインをすることが大切です。
診察までの時間は長時間にわたる場合もありますから、できるだけ安らぎを感じられる空間を意識したいところです。例えば日の光が優しく差し込むような設計や、庭などが見えるようにレイアウトを工夫するのもおすすめです。
産婦人科や助産院の場合は赤ちゃんが生まれた後には多くの家族が面会にくるという点を考慮する必要があります。そのため、玄関や受付、待合室、病室などの動線がスムーズになるように意識しましょう。面会に来た人が、受診を待っている人の前をぞろぞろと歩いて通るような設計は、できるだけ避けたほうが良いといえます。
さらに、産婦人科の場合は特に妊婦さんだけが訪れる場所ではない点を考慮したいところです。中には女性特有の疾患による通院中の方や、不妊治療中の方もいるかもしれません。
その場合はお産を控えた方との待合室を分けることが理想的です。ただし、スペースの都合上待合室を分けるのが難しいケースもあるでしょう。その場合は、ローパーテーションなどを活用するのもひとつの手です。
院内に差し込む光を活かした、優しい雰囲気の空間
子どもも退屈しないキッズスペースを設置
絵本の世界観が感じられるトイレ