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ネイルサロンは、爪をキレイに見せるお店です。ファイリングといって爪の形を同じ長さに整えたり、甘皮周りを綺麗に整えたり、ジェルネイル・マニキュアで爪の上に色を塗ったり、爪の色をオフしたりなどの、プロのネイリストが爪に関わる施術をしてくれる場所。最近では、ハンドケアやフットケアという手足の施術を取り入れるネイルサロンも増えて来ていて、ネイルするだけの場所、ではありません。
そんなネイルサロンでは、清潔感があってくつろげることはもちろん、どんなネイルをしてくれるのかな・・・と、ワクワク楽しめる空間を演出する店舗デザインが必要とされます。ネイルサロンに通うお客様が来店する目的も様々で、年代問わずに幅広い人が利用しますし、女性だけでなく、男性が通うこともあります。
このページでは、ネイルサロンにおける店舗デザインのヒントをご紹介します。
ネイルサロンは、ジェルネイルやハンドケアなどを受ける場所ですので、ゆったりとくつろげる空間づくりが大切です。隣のお客様との距離が近いと話し声なども気になってしまいますし、天井が低かったり、狭い部屋だったりすると、閉塞感があり、くつろげる場所とは言えませんので、配慮が必要です。ネイルサロンでは、ネイリストがお客様の希望などを世間話に交えながら聞いてくれますので、くつろげる空間だとリラックス出来て話しやすいです。ジェルネイルの場合は、手指の消毒から始まり、施術が終わるまで、長時間に渡る場合もあります。時間がかかっても座っていやすく、居心地がいい雰囲気づくりをしておくと、お客様に喜ばれます。
ネイルサロンは、爪の長さや形を整えるために、ネイリストが直接お客様の手や足に触れますので、ネイリスト自身はもちろん、店構えや内装ももちろん清潔でなければいけません。特に、爪についているジェルネイルがある場合などは、そのジェルネイルを落としてから新しいジェルネイルを施術するオフという作業がありますので、削りカスが飛び散らないようにも注意が必要ですし、お客様もネイリストも、手指の消毒が欠かせません。さらに、ネイルサロンには細かい道具も多いので、収納などにも気を配り、すっきりと収納をまとめるなど、清潔感を保ちましょう。基本的なことですが、ネイルサロンはお客様の美容に関わるサロンですので、施術のメニューの価格帯やサービスがたとえどのようなものでも、清潔感は必要不可欠。具体的には、内装は清潔感のある白を基調とし、全体的に明るい印象にすることが大事ですが、白はシミや汚れが目立ちやすい色でもありますので、日頃からメンテナンスしておくことも必要です。お店の印象を決定づける入口やトイレなどには、お手入れが簡単なビニールクロスやタイルなどを使用し、こまめに清掃することはもちろん、タオルは毎日変えるか、ペーパータオルを用意しましょう。
日本全国にネイルサロンは約2.5万店舗あると言われています。その中からお客様に選ばれるためには、ネイリストの腕も必要ですが、ネイルサロンのデザインも大切。先に触れた、清潔感があってくつろげる空間づくりも大切ですが、他とは一味違う工夫やアイデアで、お客様の関心を惹きつけましょう。たとえば、直線ばかりになりがちなレイアウトに丸みを帯びたデザインを施したり、ワンポイントでアクセントカラーを入れたり、ちょっと変わった模様の壁紙やインテリアを取り入れたり、工夫できる部分はたくさんあります。最近主流のSNSで自慢できるような、映えるデザインのお店にすることが、お客様の来店を増やし、売り上げを向上させる近道。口コミやSNSなどで広めてもらうためにも、ネイルサロンのデザインのコンセプトは、一目見て分かりやすいものがいいですし、施術後に、SNS用の写真を撮影できるブースや、可愛い小物があれば、他とは違うネイルサロンに近付きます。
モダンな柄の壁紙がオシャレで、ダークなカラーがアクセント
天井や壁などの波打った模様が印象的
大ぶりの花柄模様の壁紙がゴージャス
ベージュとダークブラウンのシックなネイルサロン
赤い色の棚と、ブラックとの組み合わせがシックでクール